ミッション:8ミニッツ

目が覚めるとそこは電車の中。
向かいの席には綺麗な女の子。
中年女性がコーヒーを靴の上にこぼし、車掌がチケットを切りにくる。
窓に映る自分の顔には見覚えがない。
やがて爆発が起こり…
その8分間を繰り返しながら爆弾魔を突き止めるお話。


えがった。
以下、根幹ネタバレ。


人間の脳は過去8分間の記憶を電気信号として保持している。
量子コンピュータで8分間だけ過去の人間の脳をシュミレートできるマシンを開発した。
それじゃあテロ被害者の頭にダイブして犯人見つけようぜハッハー。
てな感じ。


単純に8分間だけの繰り返しをするハラハラドキドキ系を想像してたら、
その上に別の要素がポンポン積み上げられて楽しかった。
・テロ被害者にシンクロできる適合者は自分だけらしい。
・アフガンでヘリ乗ってたはずなんだが途中の記憶が無いなあ。。。
・向かいの女の子助けたいなあ。
・あれ、オレってば脳だけ生きている植物状態なんだ。死んでるも同然じゃん。
(下半身ブッ飛んでて、後頭部は剥き出しで電極ブッ刺さってる。)
・犯人見つけたぜ!
・シュミレーションの中だけでも爆発をとめて、彼女とチュッチュして死にたいよー
・オペレーター丸め込み成功!
・爆弾も解除したし犯人絞めたし後は幸せになって生命維持装置止めてもらうだけだ。
・キスシーン ターダー♪ 生命維持装置はワンボタン・ワンプッシュでオフ♪ ターダー♪
・あれ?オレ死んでない?世界が続いてる?
・シュミレーションしていたのは実はパラレルワールド
・テロは起こらなかったし、向かいのアノ子とハッピーだぜオーイェー


「Quantum Physicsの科学者やら」やら「Parallel Worldじゃないの!」 とかノエイン的に食指ビンビン台詞来てニヤニヤですぜ。
アチャー シュミレーションしてた脳の本来の持ち主の意識は主人公に上書きされちゃったか、とか冷めたことも思った。